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Channel: fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
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「キネマ旬報」表紙に最多登場の女優。

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表紙でふりかえるキネマ旬報」(創刊95周年)(2014年11月7日発行)によると、表紙に登場した数では、やはりというべきか、最多登場女優は、12回のオードリー・ヘプバーンだった。

「キネマ旬報」の表紙にオードリー・ヘプバーンが初めて登場したのは、キネマ旬報ベスト・テンの第6位「ローマの休日」(1953)が日本公開されて間もない1954年2月下旬号だった。そのときは表紙は「ローマの休日」のものではなかった。

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イメージ 3ヘプバーンの最後の登場は、2000年6月上旬号で、「20世紀の人気スター」特集で、ほうがのトップ女優・原節子と洋画トップのオードリー・ヘプバーンが表紙となっている。

ここで、はじめて「ローマの休日」のアン王女に扮したオードリーの写真が使われている。

時代が大きく変わっても、変わらないオードリー映画に夢を求めたのかもしれない。

日本人にとっては、ティファニーはレストランだろうと思っていた時代! のちに、朝食を食べるために日本からティファニーを訪れた観光客もいたようだ。

おっとどっこい、朝食はおろか、食事はできません。

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「ローマの休日」はモノクロ映画。
この半世紀の間にハリウッド映画も大きく変わった。
スター・システムは消え、テレビとの戦いもあったし、映像はモノクロ・スタンダードからカラー・ワイドへ、さらに3Dも登場。人気のジャンルも観客の好みのスターも変化した。

日本人にとっては、20世紀の最大の女優の一人がオードリー・ヘプバーンであったことは変わらないようだ。

一方、男優といえば、やはり、”ダーバン”のこの男か。
11回登場のアラン・ドロンだ。

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太陽がいっぱい」(1960)の大ヒットで、一躍スターになったアラン・ドロンだが、フランスよりも日本での人気が高かったと言われる。特に1970年代の正月の表紙は、ドロンが飾ったようだ。特に愛煙家は、ドロンの真似をしてタバコを吸っていたようだ(笑)。
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当時は、ドロン派、ロバート・レッドフォード派かと言われるほどだった。

ブルース・リーも人気では負けなかった。

そんな頃(1974年)、「ダーティ・ハリー2」「燃えよドラゴン」などを追いかけて、銀座・日比谷の映画街を徘徊していた社会人になったばかりの田舎出身の若者もいた。
    (写真:1974年、今は無き「銀座文化」の前で)


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★「投票」:”私が何回も見た映画”

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今回の「投票」は、”私が何回も見た映画”です。
10回見た!という自慢も大歓迎(笑)。上の写真に惑わされないでください。

映画は、一度見た強い印象を持ち続けたいので、再見はしないという人も多いです。しかし、一方では、お気に入り映画で、何度も見た映画、くり返し見たい映画というのもあるはず。1回見ただけだが、もう一度見たい映画も可。

私が何回も見た映画】持ち点10点。
(例)①「駅馬車」3点、②「荒野の七人」3点、③「大脱走」3点、
   ④「ゴッドファーザー」1点 (差し支えなければ、見た回数も。)

締切】6月5日(金)よる10:00。

参加者
 ・レイさん  ・guchさん  ・熊本ミノルさん  ・GH字幕さん ・MARUMAさん
 ・あきりんさん


※”驚愕の”回数を見ているという人もいます。

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CM: JAバンク (シニアが元気!?)

★女優「ライザ・ミネリ」・・・歌唱力抜群の「キャバレー」(1972)

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女優で歌手のライザ・ミネリは、イタリア系アメリカ人映画監督のヴィンセント・ミネリと女優のジュディ・ガーランドの間に生まれる。1949年に、わずか2歳で映画「Good Old Summertime」でデビューし、代表作は「キャバレー」(1972)だが、出演作品が10本程度と少ないのが驚きだ。

1963年にブロードウェイにデビューをし、その後1965年にブロードウェイミュージカルの「Flora the Red Menace」でトニー賞の主演女優賞を受賞。

1967年に映画女優として本格的にデビューし、1972年に公開されたアメリカ映画「キャバレー」で主演を務め、1973年のアカデミー賞主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞をダブル受賞するなど、その歌唱力と演技力が高い評価を受ける。

キャバレー」は、なんといってもライザ・ミネリが圧巻だった。
抜群の歌唱力と、ナイスバディで魅せてくれた。この映画の成功のもう一つは、キャバレーのMC(司会者)を務めたジョエル・グレイだろう。ブロードウエイの舞台でも同じ役を演じており、話術の巧みさなどが唸らせた。アカデミー賞助演男優賞に輝いたのは当然のことだった。

ブロードウエイで上演された「キャバレー」を見たときにパンフレットを購入したが、主役はMCのジョエル・グレイだった。

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ライザ・ミネリは、「キャバレー」(1972)の成功の後、「ニューヨーク ニューヨーク
(1977)などのミュージカル映画で活躍したが、アメリカの子役から大人になった芸能人に多く見られる薬物に染まることになり、幾度となくトラブルに見舞われることになる。

最近も、今年の3月にふたたび「ライザ、薬物乱用」のニュースがあった。
報道によると、今年3月に治療でカリフォルニア州マリブにあるリハビリ施設に入院した。ライザの代理人もこれを認め、症状については、今のところ「目覚ましい回復」を遂げていると芸能情報サイトTMZが伝えた。入院の主な理由はアルコールだとも報じている。2004年にもアルコール中毒で、苦しんでいた。

「ライザはここ数年、薬物中毒と果敢に戦ってきました」と代理人はTMZでつけ加えた。中毒はライザにとって親ゆずりのトラブルでもあったようだ。母親で女優のジュディ・ガーランドも薬物中毒に苦しみ、1969年に過剰摂取で亡くなった。

2008年の英The Guardian紙とのインタビューで、ライザはアルコール中毒を抑制できず、常に苦しんでいると認めた。「人生を通じて、この病気にずっと苦しんでいます」とライザは話している。「親から受け継いで、とても恐ろしいものですが、いつも助けを求めてきました」

薬物乱用を公表しているライザだが、2010年には有名人がリハビリ治療を受ける姿を追うリアリティ番組「Celebrity Rehab」への出演を辞退している。

来年3月には70歳を迎えるライザ・ミネリだが、映画への復帰はないのか。
あれだけ脚光を浴びたスターだったが、寂しい晩年だ。

「キャバレー」のメインタイトル曲(↓)。

出演映画:
くちづけ」(The sterile cuckoo1969年
キャバレー」(Cabaret、1971年)☆☆☆☆
ラッキー・レディ」(Luckey Lady、1975年) ☆☆☆
ニューヨーク・ニューヨーク」(New York, New York、1977年) ☆☆☆☆
「ミスター・アーサー」(Arthur、1981年
「ザッツ・ダンシング! 」(That's Dancing1984年
「レンタ・コップ」(Rent-A-Cop、1987年
「ステッピング・アウト」(Stepping Out1991年
「セックス・アンド・ザ・シティ2」(Sex and the City 22010年

※ひろちゃんが、「70年代の女優」でライザ・ミネリを紹介していたので取り上げた。

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★「肩書」「役職」も最近はカタカナが多い。

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イメージ 2映画のタイトルで「メイド・イン・マンハッタン」(2002) というのがあったが、原題のMaid in Manhattanを見なければ「マンハッタン製」かと勘違いしそうだ。「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011) も、何のこっちゃ。

しかし、カタカナが多いのは、映画のタイトルだけではないようだ。
ネットでビジネスマン向けの記事を読んでいたら、最近は、会社員の肩書きなどでも「カタカナ」が多くなったなと思った。

老舗百貨店の優良顧客(社長夫人など)を扱う外商部門のひとは「コンシェルジュ」というようだ。フランス語のコンシェルジュの本来の意味は「集合住宅(アパルトマン)の管理人」という程度の単語。

そこから解釈が広がり、ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」といった職務を担う人の職名として使われている。言い換えれば、”雑用受付係”だ。映画でいえば、なんでも引き受ける「まほろ駅前多田便利軒」のようなもの。

イメージ 1宿泊客のあらゆる要望に応える事をそのモットーとしていることもあり、「(宿泊客の要望に対して)決してNOとは言わない」と言われている。「NOと言えない日本人」いや「NOといってはダメのコンシェルジュ」か(笑)。

ところで、百貨店の上位顧客というのは、竹内結子の出ていたドラマ「上流階級〜富久丸百貨店外商部〜」では、確か年間100万円以上購入する客だったような気がする。

コンシェルジュといっても、高級住宅地の豪邸に出向き宝石や着物などを持って、営業する、昔ながらの御用聞き”なのだが。かつては、家電量販店などない時代は、電気屋のオヤジが御用聞きでやってきて、「暑いねぇ、おや、お宅のfpd坊ちゃんも、もう小学校3年かい、大きくなったねぇ。」てなもの。

自動車メーカーの営業担当者も「カーライフ・アドバイザー」(日産自動車)というらしい。日産で、24年営業職で、約3,000台販売したという人は、最初は「夜討ち朝駆け」(新聞記者用語)をしたらしいが、食事時などに訪問して「帰れ」と言われることもあり、以来「営業をしない営業」で成績を伸ばしたという。

営業というのは会社内で自分の居場所を作ることだそうで、居場所を探し続けたという。舞台は自分で作る。秘訣は、売り込みはしないで、徹底して聞き役になったとのこと。「○○のチケットはある?」という仕事には関係ない相談も引き受けたというのだ。

そういえば、この十数年、生保の外交員は「ライフ・プランナー」であり、税金や資産運用などお金を扱う専門家は「ファイナンシャル・プランナー」だ。

結婚式ならウエディング・プランナー、庭ならガーデン・プランナー、そのほか空間設計では、ランドスケーププランナー空間デザイナー環境プランナーなど。

まだまだある。Webプランナー広告プランナーなど。そんなの知らんなー

出版に関わっていた頃は、広告代理店の職種でアカウント・エグゼクティブなんていうのもあった。AEというようだ。広告代理店得意先広告主の間に立って、利害調整業務円滑遂行を果たす役目をもった人。直訳は得意先担当重役」で、単なる連絡ではなくマーケティング戦略から広告作業に至るまで、助言企画および、その遂行を可能とする総合的役割のようだ。

■御用聞き→コンシェルジュ
■保険外交員→ライフ・プランナー
■庭設計職人→ガーデン・プランナー
■広告企画営業→アカウント・エグゼクティブ
■顧客(窓口)係→トータル・アドバイザー

○○コーディネーター、○○アドバイザー、○○コンサルタントなど、わけのわからない職種も多い。ちょっと笑ってしまったのは、社内の意識革命ということで、「営業」スタッフが「コストダウンサポーター」という名刺を持っているということだった。

外国では、名刺にやたらと「Vice President」(副社長、時に副大統領)が多い。
日本流に言えば、「課長」かせいぜい「部長」なのだが、日本人の名刺にも「ヴァイス・プレジデント」というのを見たことがある。

いや、もっとすごいのは実際にfpdが勤めていた会社では、「課長代理」「課長」「次長」「部長代理」「部長」という役職があったのだが、ある日突然、「部長代理心得」という役職を与えられた人がいた。オーナー社長だったので、部長代理にするには、その前に「心得」が必要というわけか。その人が、訪問先でその名刺を出すと、話題にはなったようだ。

中身は変わらないと思うのだが・・・。

蛇足だが、「おもしろ名刺ジェネレーター」”あなたは何様”というのがあった。

fpd」という名前を入れたら「他力本願株式会社」になってしまった(笑)。
しかも「肩書き」は「無添加救世主」とあった(爆)。
ちなみに本名だと:会社名「五月病楽器」、肩書き「窓ぎわコピー取り係」だった。

最近の若手芸人の言葉を借りれば、「意味、わかんねーし」。

お笑いの「次長課長」というのは、アルバイトをしていた時に、課長と次長に励まされたので、あえて日本的なコンビ名にしたようだ。


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映画「カントリー・ストロング」(2010、劇場未公開):グウィネス・パルトロウ主演。

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グウィネス・パルトロウがカントリー音楽界の元スターを演じた「カントリー・ストロング(原題: Country Strong, 2010、劇場未公開)を見た。映画のタイトルは、”カントリー女王”になるまでの気概と心境を歌にした曲のタイトル。元の原題は、”Love
Don’t Let Me Down”だった。

・・・
アルコールに溺れて自滅していた元カントリー・ミュージック界のスターが再起を図ってライブツアーに臨んでいく姿とその人間模様を描いた音楽ヒューマン・ドラマ。

グラミー賞を6度も受賞した元カントリー音楽界のスター、ケリー(グウィネス・パルトロウ)。
ダラスでのライブの事故(妊娠中で舞台から落ちて流産)がきっかけで酒に溺れ、リハビリ施設に入っていたケリーはある日、マネージャーで夫のジェームズが持ちかけてきた復活ライブツアーに駆り出される。

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ケリーの前座を務める人気上昇中のシンガー・ソングライターであるボー、ミスコン上がりだというの新人女性歌手とともに、ツアーを催し、かつての輝きを少しずつ取り戻していくケリー。またその舞台裏では、4人の関係が様々に繰り広げられていく。やがて、因縁のダラスでツアーのラストを迎えるケリーだが・・・。

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・・・
カントリーの女王と言われながら、アルコール依存症のため、興行関係者からは「もう終わった」というレッテルを貼られていたケリーだが。マネジャーの夫は、興行主に最後のチャンスとしてツアーを申し出て、受け入れられる。

落ち目になっているケリーとは対照的に、ケリーを後押しするボーの人気が上がって行き、新人歌手もあがり症があるものの徐々に興行主に認められていく。

因縁のダラス・ツアーで、見事に再起に成功したケリーは、まだまだ完全には自信を持てない新人歌手に、公演終了後「こうやるのよ!」と貫禄を見せつけた。

ダラス・ツアーの最後を飾った曲「カントリー・ソング」の歌詞がいい。

イメージ 5♪夢ばかりみてるって 思ってるでしょ
中西部からバスで都会に出てきた私を

♪外から見ると か弱そうだけどー 
何にも負けない心を持っている

♪カントリーの女王だもの
踏まれても耐え抜く 私が生まれ育った土地のように

♪バカにされて落ち込むかも知れない
でもへこたれずに じき立ち直るわ

♪カントリーの女王だもの
カントリー・ストロング

♪踏まれても耐え抜く 私が生まれた土地のように

♪バカにされて落ち込むかも知れない
でもへこたれずに じき立ち直るわ

♪カントリーの女王だもの
カントリー・ストロング

  予告編
・・・
グウィネス・パルトロウは「スライディング・ドア」(1998)「愛しのローズマリー」(2001)「アイアンマン」(2008)シリーズなどでその知的でキュートなところが印象的だった。

注目されたのは1995年の「セブン」でのブラッドピットの妻役。
1998年「恋におちたシェイクスピア」で第71回アカデミー賞主演女優賞、第56回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)などを受賞。同年の「ピープル」誌にて「最も美しい人々」の一人になる。

グウィネス・パルトロウの歌のうまさには驚いたが、内容はイマイチだった。

☆☆☆

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★「チャッピー」vs.「チャッピー」

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                       VS.
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「第9地区」の監督によるロボット映画「チャッピー」が今月23日から公開されているが、まだ見ていない。

もう一方のチャッピーは、昨日、トリマー屋さんのところに行ってきた。
最近は3週間に一度のペースのようだ。歳をとっているので、常に清潔にということと、体調のチェックの関係で、動物病院に行くために、早めているようだ。

食事は限定食品を病院で買っているが、そのうち缶詰は、開けた当初はうまそうに食べるが、冷蔵庫に一日おいて、翌日食べさせようとすると、見向きもしない。においでわかるらしい。「ふんと横を向いてしまう。ひと缶はその日のうちに、のようだ。

以前、毎日仕事で出勤している時には、よる7時くらいになると、玄関先にfpdが帰ってこないかと、何度も足を運んでいたチャッピーだったが、最近は、不規則に出かけているので、”お出迎え”はなくなった。朝早く出かけて、仕事で一日いない時と、買い物などで、出たり入ったりしているのは、はっきりと分かり区別しているようだ。

ただ、風呂の準備をしている時などは、必ず風呂場に様子を見に来るチャッピーで、
ああ、いるな」と安心するようだ。昼間は、家人が誰かいるが、だいたいあたたたいところで「昼寝」をしているのが日課のようだ。

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                 ♪あったかいんだから~♪

イメージ 4ホント、チャッピーは、蝶よ蝶よ、花よ花よなのだ。トリマーさんでつけてくれるリボンもしばらく前から取っておいているようだ。

AKB48かももクロが付けるようなリボンだが、チャッピーおじさんは、気づいているのだろうか。



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★「新・文芸座」(池袋、2本立て映画館)名女優・ヒロイン特集。

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池袋にある2本立て映画館「新・文芸座」では、現在「黒澤明」週間だが、そのあとに、日本映画のヒロイン特集の映画が上映される。

6/10(水)〜23(火)
日本映画のヒロインVol. 15 艶と凛 大映に咲いたふたつの名花
京マチ子山本富士子
  • チラシ
上映プログラム:
イメージ 36/10(水)
「あにいもうと」(1953/87分/16mm)
10:45/14:45/18:45
「婦系図 湯島の白梅」(1955/116分)
12:25/16:25/20:25
終映22:30
11(木)
「馬喰一代」(1951/113分)
11:25/15:10/19:00
「渇き」(1958/92分)
9:40/13:30/17:15/21:05
終映22:35
イメージ 412(金)
「夜はいじわる」(1961/99分)
11:40/15:20/19:00
「黒蜥蜴(くろとかげ)(1962/101分)
9:45/13:30/17:10/20:50
終映22:30
13(土)
イメージ 2「彼岸花」〈デジタル・リマスター版〉 (1958/松竹/118分/
    DCP)
9:30/13:40/17:45
「偽れる盛装」 (1951/103分)
11:45/15:50/19:55
終映21:40
14(日)
イメージ 5「夜の河」 (1956/104分)
11:30/15:15/19:00
「夜の蝶」 (1957/90分)
9:45/13:30/17:15/21:00
終映22:30
15(月)
「白子屋駒子」 (1960/92分)
12:00/15:30/19:00
「いとはん物語」 (1957/83分)
10:20/13:55/17:25/20:55
終映22:20
16(火)
「女妖」 (1960/86分)
11:40/15:20/19:00
「穴」 (1957/102分)
9:45/13:25/17:05/20:45
終映22:25
イメージ 617(水)
「日本橋」 (1956/111分)
11:25/15:15/19:00
「楊貴妃」 (1955/91分)
9:40/13:30/17:15/21:00
終映22:30
18(木)
「川のある下町の話」 (1955/108分/16mm)
10:10/14:25/18:30
「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」 (1976/松竹/104分)
12:15/16:25/20:30
終映22:25
19(金)イメージ 8
「白鷺(しらさぎ)(1958/97分)
11:30/15:10/18:50
「地獄門」 (1953/89分)
9:45/13:30/17:10/20:50
終映22:20
20(土)
「氷壁」 (1958/96分)
9:45/13:45/17:45
「鍵」 (1959/107分)
11:45/15:45/19:45
終映21:30
21(日)
「痴人の愛」 (1949/89分/16mm)
10:30/14:25/18:20
「細雪」 (1959/105分)
12:15/16:10/20:05
終映22:00
22(月)イメージ 7
「女の一生」 (1962/94分)
10:10/14:25/18:35
「濹東綺譚(ぼくとうきだん) (1960/東宝/120分)
12:10/16:20/20:30
終映22:30
23(火)
「憂愁平野」 (1963/東宝/114分)
9:40/14:05/18:25
「甘い汗」 (1964/東宝/119分)
11:50/16:10/20:30
終映22:30
ラインアップを見ていて、劇場で見たのはたったの2本(「男はつらいよ寅次郎純情詩集」と「鍵」)だけだった。旧「文芸座」「文芸地下」時代はよく足を運んだが、この20年くらいはほとんど行っていないので、期間中に一度は見に行きたい。


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★「ヒット映画」の続編の成功は少ない?

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  1作目はグンバツに面白かったが・・・。

オリジナルのヒット作品があると、二匹目、三匹目のドジョウを狙いたいというのは映画製作会社の考えること。これまで、どれだけ多くのシリーズ化された映画が公開されてきたことか。

続編以降、たとえば「007シリーズ」のように成功している映画もあるが、「ある愛の詩」のように「続・ある愛の詩」もあるのに、評価がイマイチで「続編があったの?」というような認識の映画も多い。

映画(洋画)を劇場で見始めた時期が「続編」からだったという映画があり、オリジナルを見る前で「面白かった」と評価したが、あとからオリジナル作品を見て比べるとやはり物足りなかったと思うことも多い。

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続編を先に見た映画としては「続・夜の大捜査線」「続・荒野の七人」「ターミネーターII」「マッドマックス2」、「007シリーズ」で最初に見た2代目ボンド・ジョージ・レーゼンビーの「女王陛下の007」などがある。これらは、どれも面白かったし、オリジナルを見たあとでも「悪くない」作品だったと思ったのだが。

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「女王陛下の007」はリアルタイムで見た最初の「007」だったが、ショーン・コネリーのボンドを見てきた007ファンや評論家などの評価は、2代目ボンド・ジョージ・レーゼンビーは、線が細いのなんのと否定的な意見が多かったようだ。

映画の評価も低かったようで、レーゼンビーはこの作品だけでお払い箱となった。
後に、この映画も再評価されていったようだが。音楽とアルプスの雪山シーンの迫力などは圧巻だった。スキンヘッドのテリー・サヴァラスを初めて見た映画だった。テリーは、あとからみた「明日なき十代」(1961)で映画デビュー。続く「終身犯」(1962)ではアカデミー賞助演男優賞候補になった。後にテレビドラマ「刑事コジャック」(1973ー1990)で有名になった。

イメージ 7イメージ 6「続・荒野の七人」は、ユル・ブリンナー以外は、俳優は総入れ替え。テレビ西部劇の草分け「ララミー牧場」のジェス役(写真右)で日本で圧倒的な人気を誇ったロバート・フラーが、クレジットの2番目の配役。ウォーレン・オーツも七人のうちのひとりだった。オーツは、このあと「夜の大捜査線」で、ティッブス刑事(シドニー・ポワチエ)を誤認逮捕する警官を演じたあと「ワイルドバンチ」や代表作となった「デリンジャー」「ガルシアの首」などの活躍へと続いた。スペイン出身の比較的地味な俳優のフェルナンド・レイは神父役だったが、このあと、ルイス・ブニュエル監督作品(「哀しみのトリスターナ」など)や、ウイリアム・フリードキン監督の名作「フレンチ・コネクション」で国際スターの仲間入りをした。

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シリーズで成功していると思われるのは、独断と偏見で挙げれば「スター・ウォーズ」「猿の惑星」「ダーティ・ハリー」「ゴッドファーザー」(PartIとII)「96時間」「バットマン」の新シリーズ「ダークナイト」「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」に始まる「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説&最後の聖戦」、”イーサン・ハント”(トム・クルーズ)シリーズの「ミッション・インポッシブル」などがある。

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オリジナルの傑作と比較すると、どう見てもイマイチ、失敗と思われるのは「サイコ」「ロッキー」「ダイ・ハード」「エクソシスト」「荒野の七人」「ロボ・コッブ」「スピード」「ジョーズ」などなど。「ダイ・ハード」は1988年の作品で,日本では1989年に公開されたが、ダイ・ハード(「頑固者」の意味)は、この20年の間の最高に面白いアクション映画となった。シリーズとして計5本製作されたが、カー・アクションなどのみ強調されて、尻つぼみになった印象(まともに見ていないが・・・)。アラン・リックマンは、スクリーン初見参だったが、この映画の知的かつ悪役ぶりのインパクトが絶大だった。

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「007」など、ボンドが代替りして、途中で、マンネリ化しやや下火になったかに見えたが、ダニエル・クレイグ・ボンドが登場してから、初代コネリー・ボンドに負けず劣らず、人気を吹き返した気がする。

今年、これから公開される続編シリーズには、「ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ジュラシック・ワールド[3D]」「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」「Ted 2」[007 スペクター」などが控えている。一番の期待は「007スペクター」か。
   
■ハンガー・ゲーム:FINALレジスタンス
2015年6月5日公開予定
出典eiga.com

ジェニファー・ローレンス主演でスーザン・コリンズによるベストセラー小説を映画化した「ハンガー・ゲーム」シリーズの3作目で、完結編「ハンガー・ゲーム FINAL」2部作の前編。前作に続き「コンスタンティン」「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンスがメガホンをとる。
6月5日(金)全国ロードショー
■マッドマックス 怒りのデス・ロード
荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた「マッドマックス」(1979)のシリーズ第4作。過去3作でメル・ギブソンが扮した主人公マックスを、新たに「ダークナイト ライジング」「インセプション」のトム・ハーディが演じる。監督・脚本は過去3作同様にジョージ・ミラーが担当。
6月20日(土)全国ロードショー。
■ジュラシック・ワールド[3D]
『ジュラシック・パーク』シリーズ14年ぶりの新作で第4弾。1、2作目で監督を務めたスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、新鋭コリン・トレヴォロウがメガホンを取る。
■ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の第5弾。メガホンを務めるのは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』にも携わり、『アウトロー』(監督・脚本)や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(脚本)でもトム・クルーズの信頼が厚いクリストファー・マッカリー。
絶対不可能なミッション発令!映画史上最高のスパイ、不可能を可能にする男イーサン・ハントに、史上最難関なミッションが発令される!! 8月7日(金)全国公開
■Ted 2
R指定オリジナルコメディ映画史上ナンバー1の歴史的ヒットを記録した映画『テッド』の第二弾。セス・マクファーレンが再びメガホンをとり、テッドの親友ジョン・ベネット役としてマーク・ウォールバーグが続投。さらに、新たなヒロインをアマンダ・セイフライドが演じることが明らかとなっている。


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★「早口言葉」言いにくい言葉ランキング1位は・・・?

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早口言葉」の言いにくい言葉ランキング1位は・・・? 

やはり、あれだった。

アナウンサーなどは、噛まないように最初に訓練するのが「早口言葉」であるようだ。昔から「早口言葉」の例としてあげられるのは、「東京特許許可局」(とうきょう・とっきょ・きょかきょく)というのがある。これは2位にランクイン。

ほかに、今から思えば難しくはないと思うが、早口で言えとなると話は別だ。
こんなのが有名だ。
・生麦生米生卵(なまむぎ・なまごめ・なまたまご) 
・庭には二羽鶏がいる(にわには・にわ・にわとりがいる)
・隣の客はよく柿食う客だ(となりのきゃくは・よくかきくう・きゃくだ)
・老若男女(ろうにゃく・なんにょ)
・坊主が屏風に坊主の絵を上手に書いた(ぼうずが・びょうぶに・ぼうずのえを・じょうずにかいた)

そして、難しさランキング1位に輝いたのは・・・。

イメージ 21位きゃりーぱみゅぱみゅ

なかなか言えなくて、イラッとするが、コツがあるようで、
きゃりーぱみゅぱみゅの、ふたつの「」に力を入れてはどうか。

きゃりーみゅみゅ 

・・・ドイツ語のように最初にアクセントをおいて、あるいは昔のパンシロンのCMのように「パンシロンで、ン ン ン!」ではどうか。

みゅみゅ みゅみゅ みゅみゅ 言えた(笑)。


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映画「いつかA列車(トレイン)に乗って」(2003)

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いつかA列車(トレイン)に乗って」(2003)を見た。10年以上前の映画だ。映画は、LPレコードがかけられるシーンで始まる。舞台は、日本の古くて時代に取り残されたようなジャズ・クラブ「A-TRAIN」だけで、そこに集う客たちの群像劇で、クラブ内の開店から閉店までの一晩の物語が、グランドホテル形式で描かれる。

1955年に公開された内田吐夢監督の「たそがれ酒場」のリメイクである。
時代は現代に置き換えている。テレサ・テン等の楽曲の作詞を手がけた作詞家・荒木とよひさの初監督作品でもある。

・・・
老客の梅田(津川雅彦)が今宵も現れ、次から次にジャズに魅せられた様々な客が集まってくる。梅田は、30年以上も店に通い続け、カウンターの座る席はいつも同じ。この梅田が映画の物語の狂言回しのような役どころ。

客の中には、毅然とした元検事(小林桂樹)、老舗の若旦那、別れ話に心病む不倫中年(愛川欽也)、ウエイトレスのユキ(栗山千明)に金の工面をしにきた母親、クラブの歌姫アンナ(真矢みき)の別れた亭主、チンピラや元銀行支店長のドラッグクイーンたちの客が集まり、老ピアニストや新米サックス奏者のライブに酔い痴れ、人間交差点を形成している。

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Aトレイン(A Train)とは、デューク・エリントン楽団のオープニングテーマで有名な「A列車で行こう」のことで、ニューヨークのハーレムの高級住宅地シュガーヒルやコットンクラブに連れて行ってくれる電車のこと。歌詞は「Aトレインに乗り遅れると、ハーレムへの近道を逃しますよ」といった内容。ハーレムは、かつては、成功の代名詞であったのだ。

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先客である常連の梅田は、客の誰からも”先生”と呼ばれている。梅田がいるとわかると、客が必ず声をかけてくる。「お馬ちゃんはどうでした」と。どうやら梅田は、無類の競馬好きであるらしい。店のユキは英語が得意で、外国人の客が入ってくると流暢な英語を話し、席に案内する。

英語の会話の字幕は一切出ないが、梅田はユキに、今こんなことを話していたね、というとユキは「先生は英語がわかるの?英語を教えているの?」と聞くと「元イギリス大使でね。うそうそ」といった会話が続く。

ユキがチンピラに絡まれた時に助け舟を出したのも梅田だった。
ユキが「さっきは助かった。ヤクザが怖くないの?」というと「元検事でね。うそうそ」だったが、映画のラストシーンで、梅田がユキに「モデルになってくれない。今度君の絵を描きたいんだ」という。「先生って、絵かきさんだったの?」とミキが聞くと「そうだよ。いや、うそうそ」と言って二人で店を出ていくところでEND。

ネタバレになるが、実は、梅田は著名な画伯だったのだが、13年前に絵のモデルだった妻を亡くし、それ以来、絵を描いていなかったのだ。

かつて梅田が絵を描いていた頃、取材で頻繁に訪ねていた編集者も来ていた。ユキの母親へのお金の工面にユキが店の給料の前借りを頼んだのだが、その条件として、梅田が保証人になったのだ。しかし、梅田は競馬で財布は「すってんてん」になっていたので、編集者に頼んで、10万円を借りたのだった。その借用書替わりに、久しぶりに女性のシルエットの絵を描いたことから「絵かきの虫」が蘇ったのかもしれない。ユキに対して「絵を描かせてくれないか」というのは、半分本気だったのかもしれない。

客の中で、銀行員が一人で酒を飲んでいると、派手な女装をした男が近づいてきた。女装の男は、なんと銀行員の元上司の支店長だった、というエピソードなど、いろいろな人生模様が描かれている。

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元宝塚の真矢みきは、シングルマザーのクラブ歌手。マイクでジャズを歌うが、やはりさすがというか、かっこいい。ジャズを目指す若い男から告白されているが、男が店に残るか、ジャズで身を立てるか迷っているのを咎めて「ジャズを甘くみないで。音楽で成功するって、そんな簡単なことじゃないのよ。今まで何を勉強してきたの」。

先日亡くなった愛川欽也は、この映画では、妻が病弱であり、10年前にこの店で知り合ったという女と10年間不倫関係にあったが、その愛人から別れ話を持ち出され、女は去っていった。会計の時にマスターに「もうここへは来ないだろう」という。「寂しくなります」とマスター。

元検事(小林桂樹)は、客に絡むチンピラを一喝。チンピラの中心人物は、元検事というのを知っていたのか、その場は収まる。ウエイターでジャズ志望の男が「怖くなかったですか」と聞くが「老い先短い老人に怖いものなんてありません。人生、忘れ物だらけですが」という言葉も印象に残る。

・・・
「いつか丘の上の白い家に行くA列車は永久に来ないんだ」と言うセリフや「オレはあんたと違うぜ。オレは行ってやるよ。その丘の白い家とやらにね」といった会話がタイトルに結びつく。

栗山千明は、当時18歳だったが、同じ年にクエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル Vol.1」に出演している。ほかに、音楽会社の社長として峰岸徹が出演している。

純粋なジャズ映画ではないが、ピアノ、トランペットなどの演奏シーンも多く、ジャズファンには楽しめる映画かも知れない。


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トリックアート:目の錯覚を利用した絵。

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「RAKUUN」の案内から

今年1月に埼玉県の大宮駅に近い娯楽施設「RAKUUN」でトリックアート展が開かれた。ここには「よしもと」の劇場もあり、お笑いコントなども見られる。

トリックアートとは、人間の目の錯覚を利用することにより、平面的な絵が立体に見えたり、見る角度によって異なる印象になったりする絵画のこと。

・・・
「RAKUUN」のトリック・アートとは別だが、目の錯覚を利用した絵をいくつかネットから拾ってみた。

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           民家を写生しているのだが・・・。
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           平面画だが、立体的で「十戒」のよう。
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       水が澄んでいて、ボートが宙に浮いているように見える。



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映画「ボディ・ハント」(2012):ジェニファー・ローレンス主演のミステリー・ホラー。

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ハリウッド女優で今や人気・実力ともにトップに君臨するジェニファー・ローレンス(「ハンガー・ゲーム」)主演の映画「ボディ・ハント」(2012)を見た。

ジェニファーは、「ボディ・ハント」の公開された、2012年にすでに22歳でアカデミー賞主演女優賞(「世界にひとつのプレイブック」)を受賞しているオスカー女優。まだ24歳で、これから「ハンガー・ゲーム」第3作のPart1「FINAL-レジスタンス」が公開される。そのあとPart2「FINAL-レボリューション」が控えている。

「ボディ・ハント」は、スリラー&ホラー映画で、あの「サイコ」のノーマン・ベイツをも彷彿とさせる、外見こそ内向的で人が良さそうだが、その実は異常性格者であったといった人物も登場する。

原題が、House at the End of the Street(通りの行き止まりにある家)が、どうして「ボディ・ハント」といった、陳腐な邦題になってしまうのか理解できないが、かつて見た変質的な収集家の異常な趣味を描いた「コレクター」と比べてみれば、タネ明かしをタイトルにしたようなものか。

・・・
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        ネットでエリッサの音楽活動などを調べるライアン

17歳の高校生エリッサ(ジェニファー・ローレンス)は、両親の離婚で住み慣れたシカゴから、母サラ(エリザベス・シュー)と郊外の一軒家に引っ越してきた。そこは、数年前に隣の家で娘が両親を惨殺して失踪するという事件が起こった訳あり物件で、驚くほど安い賃貸料で貸し出されていた。

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隣の家は、空家と思っていたサラとエリッサだったが、不動産屋によると、親戚の家に預けられていた一家の息子ライアン(マックス・シエリオット)が、莫大な遺産と共に家を相続して住んでいるとのことだった。「もう契約書にサインしているし、なにか問題ある?」という不動産屋に、取り消しする理由もなかった。(あとで、とんでもない事態になるなど、予想だにしなかった母娘だったが。)

ロック・ミュージシャンの父の影響を受けたエリッサは、自分のサイトで自作曲を発表するなど、音楽活動を続けていた。それをきっかけに知り合ったエリッサとライアンは、次第に親しくなっていく。

母サラは2人の交際に反対するが、最愛の妹と両親を失うという心の傷を抱えながら孤独に生きるライアンに、高校の同級生たちにはない魅力を感じたエリッサは彼に惹かれていく。

しかし、ライアンは家の地下室の奥、厳重に鍵を掛けた隠し部屋に、誰にも知られてはいけない秘密が隠されていた。エリッサは、やがてその驚愕の秘密を知ることになり、やがてライアンの邪悪な欲望が、エリッサを狙ってうごめき始める・・・。

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・・・
野性的でタフな若い女性の役が似合うジェニファー・ローレンス
妹を亡くしたのが自分のせいと思い込んで悩んでいる、人付き合いが苦手そうなライアンという若者に惹かれていくエリッサだったが、徐々にライアンの正体を知ることになる恐怖が描かれる。

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ライアンは大きな屋敷に一人で住んでいるはずなのだが、差し入れのような食事を準備して、秘密の地下室にそれを運んでいく。幼い頃、妹のキャリー・アンとブランコで遊んでいたライアンが、ちょっとした隙に、キャリー・アンがブランコから手を離し、後ろに吹き飛んでしまい亡くなったのだが、地下室にいたのは、キャリー・アンだった! キャリー・アンは生きていた!? 疑問は次々に明かされ、驚愕の事実へと向かって行く。

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全てが明らかになってからのスリリングな戦いは面白い。

傑作スリラーとはいかないが、結構、ハラ・ドキさせる映画ではあった。
ラストは「あっ」と言わせるエンディングも用意されていたが・・・。

イメージ 9ところで、ジェニファー・ローレンスは、2014年のハリウッド女優で2番目に稼いだ女優という。推定35億円

Wikiによると、身長175センチ(179センチの表記もある)で、ナイス・バディの持ち主。「ハンガー・ゲーム2」「アメリカン・ハッスル」などが貢献したようだ。


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★「7月期ドラマ」(7-9月)出揃う。

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               帰ってきた”花咲舞”。
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       「民王」は強面の遠藤憲一主演だが、美脚女優に注目?

テレビ・ドラマは3ヶ月(1クール)ごとに入れ替わるが、今クール(4-6月期)は、低調だった気がする。

2年前に「半沢直樹」で大ブレークした堺雅人が、精神科医に扮した「Dr.倫太郎」が、暗い内容すぎて期待ほど伸びず12-3%の視聴率でいまひとつだったようだ。

天皇の料理番」が、いまのところ14%でトップのようだ。「アイムホーム」が
13%台。池井戸潤の「ようこそ、わが家へ」は、12-3%。

コケたと言わざるを得ないのが「戦う!書店ガール」(3%)、「ヤメゴク」(5%)、「心が、ポキッとね」(7%→5%とポキ!)、可もなく不可もなくが「マザー・ゲーム」(8-9%)、「医師たちの恋愛事情」(8→9%)、「ドS刑事」(7%台)。ずば抜けたドラマがなかったということか。
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7月期に期待したい。
安心して見られるのは「花咲舞が黙ってない」のシリーズ2。「探偵の探偵は、北川景子で期待。「リスクの神様」は、初回しだいで。何が何でも”池井戸潤”頼みなのか「民王(たみおう)」はファンタジー・コメディで原作を読んでいるので、見ることになるだろう。

■月曜日■
[月21:00]「恋仲」福士蒼汰/フジテレビ

イメージ 5■火曜日■
[火22:00]『ホテルコンシェルジュ』西内まりや
 /TBS
[火22:00]『HEAT』AKIRA/関西テレビ・
 フジテレビ
[火23:15]『オンナミチ』片瀬那奈/NHK BS

■水曜日■
[水21:00]『刑事7人』東山紀之/テレビ朝日
[水22:00]『リスクの神様』堤真一x戸田恵梨香/フジテレビ
[水22:00]『花咲舞が黙ってない』杏x上川隆也/日テレ

■木曜日■
[木20:00]『最強のふたり~京都府警 特別捜査班~』橋爪功x名取裕子/テレビ朝日
[木20:00]木曜時代劇 『まんまこと~麻之助裁定帳~』福士誠治/NHK
[木21:00]『エイジハラスメント』武井咲/テレビ朝日
[木22:00]『探偵の探偵北川景子/フジテレビ

■金曜日■
[金19:58]『僕らプレイボーイズ 熟年探偵社』高橋克実/テレビ東京
[金20:00]BS時代劇 『一路』永山絢斗/NHK BS
[金23:15]『民王(たみおう)』遠藤憲一x菅田将暉/テレビ朝日
[金24:12]『初森ベマーズ』乃木坂46/テレビ東京

■土曜日■
[土21:00]『ど根性ガエル』松山ケンイチ/日テレ
[土22:00]『煙霞-Gold Rush-』森山未來/wowow
[土23:40]『ラーメン大好き小泉さん』早見あかり/フジテレビ

イメージ 6■日曜日■
[日21:00]『ナポレオンの村唐沢寿明/TBS
[日22:00]『ある日、アヒルバス』藤原紀香/NHK BSP
[日22:30]『デスノート』窪田正孝x山崎賢人x優希美青/
 日テレ

■月~金■
[月~金13:25]『明日もきっと、おいしいご飯 ~銀のスプーン~』高杉真宙/東海テレビ・フジテレビ系



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★「2強」対決か。明日の「日本ダービー」。

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ヨーロッパの路面電車

路面電車(市電)を見ると映画「欲望という名の電車」を思い出す。

イメージ 2明日は「日本ダービー」が行われる。
お祭りなので、馬券でも買って、儲けようという、ささやかな欲望もある。

欲望に振り回されるのが”よくぼぅ悪くも”人間である。
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画「欲望」(1966)というのもあった。原題がBlow-up(写真の引き伸ばし)が、なぜか邦題では「欲望」だった。

ロト6、ロト7などの宝くじは買うが、馬券はほとんど買わないという友人が、日本ダービー」は買ってみるので、「検討会」をしようという。

きょうは、その友人と3時くらいまで仕事があり、そのあとで「傾向と対策」作戦会議を行う予定だ。

日本ダービーを勝つのは、3歳馬の3冠の最初の「皐月賞」の上位組が有利というのは誰でも知っている一般常識。
  
■皐月賞の結果: 1着:ドゥラメンテ (3番人気)
            2着:リアルスティール(2番人気)
            3着:キタサンブラック(4番人気)
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
            6着:サトノクラウン (1番人気)
  
今年の3歳馬の3冠の可能性があるのは、皐月賞馬「ドゥラメンテ」だけで、ファンは、「日本ダービー」「菊花賞」も勝って3冠馬に期待する声が大きい。デムーロ騎手も、手応え十分で「連覇」に意欲を見せて自信満々。2着だった「リアルスティール」は、実力が評価され「日本ダービー」では、最終的に1番人気に支持されそうだ(前売り段階では暫定1位)。

■日本ダービー:ネットなどの番付予想
 (実績、コース、騎手、血統など総合判断指数)
   
   横綱:ドゥラメンテ (指数112)
   大関:リアルスティール(110)
   関脇:レーヴミストラル(109)
   小結:サトノクラウン(108)・タンタアレグリア(108)・ミュゼスルタン(108)
   前頭筆頭:キタサンブラック(107)

■前売りオッズ(前々日)→(前日)
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馬番、馬名、オッズ (人気順)
13 リアルスティール 1.7 →3.9
14 ドゥラメンテ3.2 → 2.4
11 サトノクラウン 8.2
01 サトノラーゼン16.4
07 レーヴミストラル 30.7
17 キタサンブラック36.3
02 タンタアレグリア39.5
06 ポルトドートウィユ44.8
15 ミュゼスルタン 94.4                         強そう!
10 ミュゼエイリアン 104.3

08 ベルラップ 108.0
12 アダムスブリッジ 112.0
05 ダノンメジャー 129.9
16 スピリッツミノル 130.4
09 コスモナインボール 151.3
18 タガノエスプレッソ 186.3
04 グァンチャーレ 198.6
03 コメート 283.2

※18頭走るが実質は、8頭の競馬となりそう。

■日本ダービーは、1番人気は1着に来ないという”伝統”を考えると、2番人気で「皐月賞」覇者のドゥラメンテに、勝機がありそうで、2冠が濃厚にも見えるのだが。どうやら、ドゥラメンテが1番人気になりそう(2.4倍)。

いずれにしても「2強」対決で、人気薄が2着か3着に割って入れば高配当になるのだが。⑬⑭を軸に、人気薄を3着にする3連単なら、100円→
15,000円以上になるのは確実だ。

いやいや、手堅く儲けるというのなら「7枠」(⑬⑭が入っている)の枠連7-7 で元手1,000円→3,000円にして、ピザでも食べることだ。
これ、鉄板より硬い「絶対溶けないステイール」だからだ。

そうか、手持ちの小遣い10,000円を賭けてみるか、数分で30,000円になるのなら・・・と投資して、結果が思わぬ方向になっても、当局は一切関知しないのでそのつもりで。この記事は自動的に消滅しない。

「ミッションがインポッシブルは映画だけにして欲しい?」
シリーズ第5弾「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

ファンファーレの後、レース終了後「ガッツ」ポーズを挙げるのは果たして。

結果:1着  ⑭ドゥラメンテ
   2着 ①サトノラーゼン
         3 着 ⑪サトノクラウン


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★「締切」早めます!★「投票」・・・「何回も見た映画」。きょう(3日)よる10時まで。

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私が何回も見た映画」の投票の締切を早めます。

投票参加が落ち着いたようなので、締切を今日(6月3日)夜10:00まで
とします。

今回のテーマは、関心度が低かったのか、現在11人ほど。
通常は、16-18人くらい。


ただし、思い入れのある映画を何十回も見ている人もいて、驚きです。
基本は劇場での鑑賞ですが、とにかく驚きです。(DVDを数えたら数え切れないという人も大勢いました。)

「50回」は見ているという映画とは一体・・・???


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★イタリアのイラストレーター(”絵描き”さん)がすごすぎる。

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       これらは写真ではなくすべて「絵」。「ええぇ~、これが」。


イタリアのイラストレーター、マルチェロ・バレンギ(Marcello Barenghi)さんの  3Dイラストがとにかくすごい。目の前にあるものならなんでも立体的に描いてしまうというので、その腕前をまずは拝見。


最初に見た動画がこちら(↓)。描きだしを見たら「これなら描けそう」
とfpdも一瞬思ったが、それは甘かった(笑)。立体感がすごい。


握り寿司も描けるの? ”朝飯前!”


日本のテレビの番組でも何回か紹介されているようだ。
ベッキーが取材している番組はこちら。


まるで写真のように写実的なイラストを描く、イタリア、ミラノのアーティスト、マルチェロ・バレンギさんは、ひとつのイラストを描くのにかかる時間は4時間前後とのこと。こうした写実的な絵は、水彩、油彩、ペンなどを総動員して描いているそうだ。現代では、印刷やコンピューターでいくらでもリアルなものがあるが、人が描いているというのは、まだまだ価値がありそうだ。


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「投票」結果発表!「私が何回も見た映画」。

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”私が何回も見た映画”の「投票」を締め切りました。
締切直前に「駆け込み男」(Pさん)と「駆け込み女」(aさん)があり、合計13人の参加となりました。映画の女優、サスペンスなどと違って、やや参加者が少なかったのが残念でした。「こんな企画を」というのがありましたら、お知らせください。

個人の思い入れや、映画の好みに左右されるので、断然の票を集めた映画はありませんでした。一応、票数の順に作品名を並べ、参加者の一言コメントも紹介します。

・・・
1位:6点
 「ウエストサイド物語2人(guchさん点+fpd点)
  ・・・映画館で3回(guchさん)、劇場で5回(fpd)

2位:5点 (すべて1人5点) 
 「シンドラーのリスト」(レイさん)・・・劇場で2回見た映画はこれだけ
 「ニュー・シネマ・パラダイス」(ジーナさん)・・劇場で上映の度に5回見た。
 「十戒」(ギドラキュラさん)・・・はるかに十回以上見ている(全て劇場)。
 「ロミオとジュリエット」(熊本ミノルさん)・・・50回見ている!
 「肉弾」(ぴくちゃあさん)・・・岡本喜八作品のベスト5のなかでも、5点を。

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              「シンドラーのリスト」
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            「ニュー・シネマ・パラダイス」
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                 「十戒」
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             「ロミオとジュリエット」
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                 「肉弾」

イメージ 77位:4点
 「007ロシアより愛を込めて」(guch
  さん)・・・劇場で6回、DVD、TV
  合わせると20回以上。
 「ダーティ・ハリー」(GH字幕さん)・・・
  劇場3回花月シネマ・TOHO
   シネマズ・トビタシネマ)。
 「ダイ・ハード3」(恋愛映画さん)・・・
  10回は見ている。「犯人から出される謎解きの面白さ」。
 「砂の器2人(ギドラキュラさん2点、fpd2点)
   ギドラキュラさん・・・高知でのリバイバル以外に学園祭で何度も上映
   され、何度も見た(TV除く)。
   fpd:ロードショー公開の他、二番館2本立ても追いかけて見た
  (劇場で5回、DVDでは10数回)。

以上がTop10。

11位:3点
 ローズマリーの赤ちゃん」(熊本ミノルさん)・・約30回見ている。
 アラビアのロレンス」(guchさん)・・・劇場で3回
 七人の侍」(fpd)・・・劇場で5回以上。 
 「ブリット」(GH字幕さん)・・・タナベキネマ・TOHOシネマズ。
 「ストリート・オブ・ファイヤー」(GH字幕さん)・・・東宝敷島、
    TOHOシネマズ。
 「ローマの休日」(alf.momさん)・・・「オードリーはこの映画のため
    に生まれてきたのでは」と思うほど。
 「ベン・ハー」(ギドラキュラさん)・・・初公開とリバイバルの度に何回も。

18位:2点
 マッドマックス2」「コンボイ」「パピヨン」「ジャッカル
 「大脱走」(いずれもMARUMAさん)・・・数え切れないほど見ている。
 「エバーアフター」「サマーウォーズ」「アナと雪の女王」(いずれも
    恋愛映画さん)・・・どれも3回以上結構見ている。
 「卒業」(alf.momさん)・・・30回以上見ている(大学公開講座受講中
    英語学習&自分用教材として図書館で鑑賞) 
 「サウンド・オブ・ミュージック」(alf.momさん)・・・オーストリア
    の美しい風景、素晴らしい配役、美しい歌の数々)
 「気狂いピエロ」(あきりんさん)・・・色彩美、何度見ても飽きない。
 「ツィゴイネルワイゼン」(あきりんさん)・・・奇妙さに惹かれる。
 「太陽がいっぱい」(あきりんさん)・・・地中海の明るさと一体に
   なった情感と哀愁
 「独立愚連隊」(ぴくちゃあさん)・・・岡本喜八作品。ベスト5の
   一つで、二番手評価。
 「白い巨塔」(fpd)・・・田宮二郎の”財前”を2番館まで追いかけて。
   劇場で5回以上。所有のLD(レーザーディスク)では、10回以上。

以上が、2点以上。
以下は、1点のみで、まとめて紹介。(  )内は見た回数。

・熊本ミノルさん:「フォロー・ミー」(6回)「スター・ウォーズ
  (6回)
・あきりんさん:「冒険者たち」(ドロンが「太陽がいっぱい」と2本)
  「雨の訪問者」(音楽も良かった)「ふたり」(大林宣彦)(ロケ地・
  尾道も訪問)「トゥー厶レイダー」(アンジー映画では最多の鑑賞)
・ひろちゃん:5回以上見た作品を思い出した順に並べた。
  「Love Letter」(12回)「リンダ リンダ リンダ」(8回)「櫻の
  園」(9回)「小さな恋のメロディ」(11回)「岸和田少年愚連隊
 (6回)「花とアリス」(7回)「スウィングガールズ」(7回)「椿
  三十郎」(7回)「台風クラブ」(9回)「ブルーベルベット」(7
  回)回数が多いのは「映画の見やすさも影響しますね」
・ぴくちゃあさん:「独立愚連隊西へ」「結婚のすべて」「大学の山賊た
  ち」(いずれも岡本喜八監督作品で、お気に入りベスト5)
・alf.momさん:「二十四の瞳」(大石先生の電車ごっこのシーン)「明日
  に向かって撃て!」(自転車で庭をまわるシーンが最高)「天国から
  来たチャンピオン」(ウォーレン・ベイティの愛する人を見つめる目の
  優しさにうっとり)。

以上、今回は、表をつくるまでもなく、駆け足の紹介でした。
細かなコメントは、簡略にして、一行コメントのようにしました。

fpdが劇場で3回以上観た作品としては、思いつくまま挙げると、チャップリンの「街の灯」(5回)、「太陽がいっぱい」(4回)「エルビス・オン・ステージ」(5回)「Z」(4回)「砂の器」(5回)「ウエストサイド物語」(5回)「モダンタイムス」(4回)「椿三十郎」(3回)「七人の侍」(5回)「天国と地獄」(3回)「ローマの休日」(3回)「大脱走」(3回)「さらば友よ」(3回)「白い巨塔」(5回)など。2回となると、限りなく多い。



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映画「プレタポルテ」(1994):パリコレを舞台にした群像劇。

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ロバート・アルトマン監督の「プレタポルテ」(1994)を見た。
パリコレを舞台に、有名デザイナーやカメラマン、モデルなどのファッション業界の人々と、それを取材するファッション雑誌、マスコミの人々をシニカルに描いた群像コメディ。実際にパリ・コレにカメラを持ち込んで撮影したといい、ジャン・ポール・ゴルチェやジャン・フランコ・フェレ、ソニア・リキュエルといったファッション・デザイナーも登場している。

イメージ 4フランス語の「プレタポルテ」(prêt-à-porter)は、高級既製服のことで、文字通りに英語に訳すと「Ready To Wear」といい、アメリカではこのタイトルで公開された。

監督のアルトマンは、「ザ・プレイヤー」で豪華キャスト映画を作ることに味を占めたのか、「ショート・カッツ」、「プレタポルテ」と3連発で豪華キャスト映画を作った。小粋な作品ではあるが、中身は空っぽのピーマン。ラストシーンは、あっと驚くフルヌードのファッション・ショー。「何を着るかではなく、どう着るか」だというメッセージがあり、衣服にこだわることへの皮肉だった。

出演者は豪華で、ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニのイタリアの黄金コンビを始め、アヌーク・エーメ(「男と女」)、ローレン・バコールキム・ベイシンガー(「ナイン・ハーフ」)ティム・ロビンスジュリア・ロバーツテリー・ガー、今や人気のフォレスト・ウィティカーなど。このほか、歌手のハリー・ベラフォンテシェール三宅一生、さらにパリのオートクチュール(高級衣装店)の著名デザイナーなどが本人役でカメオ出演している。

過去の映画のパロディや、引用も多く、映画ファンをニンマリさせてくれる。
昨日今日明日」のオムニバスのワンシーンで、ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニの前で、ストッキングを脱いで行くストリップのようなシーンも”再現”されている。

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          「昨日今日明日」(1963)の1シーン
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          「プレタポルテ」(1994)の1シーン

「昨日今日明日」の時はローレン29歳、「プレタポルテ」の時には60歳だが、そのグラマー(死語)ぶりは健在だった。ローレンとマストロヤンニは元夫婦という設定。ローレンが15歳で結婚すると、マストロヤンニが「共産党なのでロシアに行く」と言ってモスクワに行ってしまい、音信不通になるというのは、なにやら「ひまわり」を彷彿とさせる。

スポーツ記者のティム・ロビンスと雑誌編集助手のジュリア・ロバーツが、ホテルの最後の空き部屋をどちらも譲らず、同室に宿泊して、いちゃいちゃする関係に・・・というのは「プリティ・ウーマン」そのもの。映画の物語には無関係。

登場する「ヴォーグ」「ニューヨーク・タイムス」「エル誌」などのファッション誌やメディアも実名。

「その歩き方ではジョン・ウエインランドルフ・スコットだ」「”パリの恋人”のヘプバーンがいい」「”巴里のアメリカ人”で行ってみよう」「(オカマに向かって)バーブラ・ストライサンドに目がそっくり」といった言葉のお遊びも目立った。クリスチャン・ディオール、イブ・サン・ローラン、ブルガリといった名前くらいはわかるが、ファッション・ブランドに詳しい人なら、あれもこれもと登場するので興味も倍増かもしれない。ただし、ファッションの流行に対するアンチテーゼなのか、モデルのフルヌード(テレビでの放映は無理だろう)や、裸の赤ん坊たちの写真撮影のエンディングなど、ファッション重視に対する痛烈な皮肉を込めていた映画かも知れない。

テレビ局のインタビュアのキム・ベイシンガーが、生き生きと奮闘していたのが印象的だ。ジュリア・ロバーツの役名は、アメリカ大統領と同じアイゼンハワーというのも笑わせる。アルトマン監督の戦争ブラックコメディ映画「M★A★S★H」に紅一点で出演し話題となったサリー・ケラーマンも出ていた。

オールスターによるドタバタ映画だが、パロディ映画としてみれば、面白い。

★★


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映画「サラリーマン忠臣蔵」(1960):”森繁”の社長シリーズ第8作。

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映画「サラリーマン忠臣蔵」(1960)を見た。「サラリーマン忠臣蔵」は森繁久彌が主演の社長シリーズの第8作目で、東宝社長シリーズは、1956年の「へそくり社長」を第1作として、1970年の第33作「続・社長学ABC」まで続いた。

1950年代から60年代にかけての日本の映画の全盛期の頃の作品で、東宝の豪華俳優陣が総出演で、病みつきになりそうなくらい、見応えがあった。

「サラリーマン忠臣蔵」は、森繁が専務を演じており、タイトルに社長とないが「続・サラリーマン忠臣蔵」(1960)との正・続2作品で完結する。「続・サラリーマン忠臣蔵」も続いてみる予定。

イメージ 5本作は「東宝サラリーマン映画100本記念作品と銘打って作られた作品で出演俳優も、レギュラーの森繁久彌、小林桂樹、加藤大介らに加えて、東野英治郎、志村喬、三船敏郎、池部良、宝田明、有島一郎など大物俳優も登場する。女優陣では、新珠三千代、団令子の他、OL役の司葉子、バーのマダムの草笛光子、エレベーターガー・堀部安子の中島そのみなどが出演、味わいがあった。

”忠臣蔵”をサラリーマン社会に置き換えたもので、会社名が赤穂産業で、社長は浅野卓也、赤穂をいじめるのが丸菱銀行頭取の吉良剛之介と、名前もそっくり拝借。

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丸菱財閥では、同財閥で招待したアメリカ経済使節団の到着を明後日に控え、その準備に追われていた。本社では足利直義会長(柳永二郎)を中心に、赤穂産業社長・浅野卓也(池部良)、若狭金属社長・桃井和雄(三船敏郎)、丸菱銀行頭取・吉良剛之介(東野英治郎)ら18社の社長が集まっていた。

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その席上、接待委員長・吉良は使節団に兜をプレゼントしようと提案したが、桃井に兜を「ニセモノ」だと言われて険悪な雰囲気となるが、その場は桃井の親友である浅野のとりなしで治まった。

その夜、浅野はヨーロッパに出張する大石良雄専務(森繁久彌)の壮行会に出席した。お開き後、大石は浅野に芸者・加代治との結婚を勧めた。翌日、若狭の角川本蔵専務(志村喬)は桃井が吉良と口論したことを知って恐れ、吉良と彼の秘書・伴内耕一(山茶花 究)に大判をプレゼントをし、吉良のご機嫌をとった。

だがその直後、吉良は日頃から妬んでいる浅野(かつて吉良は赤穂産業の社長の座を浅野と争って敗れた)が、吉良の贔屓の芸者加代治(新珠三千代)といちゃついていたのを目撃し、すっかり浅野を憎んだ。

そして翌日、使節団が到着した。レセプションの開始直前、吉良は遅れてやって来た浅野と松のロビーで鉢合わせとなり、浅野に罵詈雑言を浴びせた。

自分のことばかりか父である先代社長のことまで侮辱された浅野は激怒し、吉良を殴りつけてしまう。その場は角川のとりなしで治まったが、浅野は接待委員を解任され、足利会長から謹慎を命じられた。

ショックを受けた浅野は気晴らしに自動車旅行に出かけたが、そのまま事故死してしまった。これを知り、大石はすぐ帰国した。

本社では後任の社長人事が議論され、吉良が後任の社長に決まった。
小野寺部長や(加藤大介)、吉田課長(宮田洋容)は左遷、一方で大野久兵衛常務(有島一郎)は自分の安泰を図ろうと吉良側に寝返り、道楽息子・定五郎(三橋達也)を入社させるなど、会社はバラバラになってきた。そんな中、大石はバー「祇園」に入り浸りになり、社員たちは大石への不信感を募らせる。

やがて吉良の横暴は激しくなり、赤穂産業が創業時から進めてきたアーマン商会との契約を破棄し、更には大石の息子・力(夏木陽介)と定五郎の妹・小奈美(団令子)との縁談も妨害された。

流石の大石も怒り、アーマン商会との契約を個人契約に切り替え、赤穂産業から分離し、新会社を建てることにした。吉良新社長の披露の場となる宴会の席で、大石の反撃が始まった・・・。


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東野英治郎が演じる丸菱銀行頭取・吉良剛之介がとにかく悪い奴で、会社を乗っ取り、社長になってからは、亡くなった創業者やその息子の前社長に近い人物を左遷したり、役員を入れ替えるなど、独断専行の傍若無人ぶりを見せる。

社員は、戦々恐々だが、本来No.2の専務である大石も、ゆったり構えて、吉良の言うなりになっている姿を見て、不満を募らせていた。小野寺部長(加藤大介)、吉田課長(宮田洋容)らは辞表を持って、大石専務に「本心を聞かせてほしい」と談判に行くが、辞表提出は、吉良の就任宴会にだけは出てからにしてくれというのだった。

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いよいよクライマックスの吉良新社長歓迎会の席。
大石専務(森繁久彌)は、赤穂浪士四十七士の剣舞を吉良(東野英治郎)に見せつけ刀を突きつけた上で、小野寺十三郎・営業部長(加東大介)、寺岡平太郎専務付き運転手(小林桂樹)らの辞表をとりまとめて吉良の膳の上に叩きつける。

「新会社を設立します」という大石の啖呵に、「君らごときに何ができる」と言い捨てる吉良。

「それは見てからのお楽しみだ」と言い返した大石は、小野寺ら、そして先代社長と恋仲であった芸者加代次(新珠三千代)と宴会の部屋を勇ましく出て行く。

忠臣蔵の”四十七士の討ち入り”は、株主総会という場を借りて、正・続で完結する「続・サラリーマン忠臣蔵」に登場する。



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